「これにはキリスト教の隠れたメッセージが含まれているんだよ」
「まさか、むしろユダヤ教的選民思想の現れであって・・・」
「そんな難しいことを言ってるのではないよ。」
映画を観た後それについて語り合うのであるが会話を彩るのは
ここ有楽町「SCORPIONE STAZIONE」のイタリア料理達。
駅から徒歩1分にあるこの店のお勧めはピッツァマルゲリータ!
パリパリの生地にトロ~リモッツァレラとトマトソースの融合はもはや芸術の域。
会話に夢中になり、少しでも油断しようものならついさっきまでの皿の上の
赤い芸術は直ぐに真白のキャンパスに変貌するのだ。
会話と食事どちらにも油断は許されない小さな戦場と化すのである。
また、メインの料理が出てくるまでに焼きたてのパンがつなぎとして
でてくるのであるがそれがまた美味い!
パンそのままでも十分美味いのだがオリーブオイルとバジルのソースを
つけて食べるともうイタリアに行かなくてはならないという義務感まで沸いて
出るほどだ。
店の雰囲気もシックで落ちついた感じなのだが、陽気な外国人店員が店内を
いい意味で違う色に染めている。このギャップに惹かれる客も多いのでは
ないだろうか?
その他パスタ、ラザーニャ等を食し、満たされた腹をさすりながら私は気づく
のだ。体はイタリアに無くても体系はしっかりシチリア系ぽっちゃりイタリア人
ではないかと…。
陽気な店員の笑い声が妙に心に響く。
☆3つ!