おいしん坊万歳!
2006-09-14T23:45:23+09:00
yotaman0053
え~!!
Excite Blog
ヒーローは再び
http://canpanman.exblog.jp/4152399/
2006-09-14T19:49:00+09:00
2006-09-14T23:45:23+09:00
2006-09-14T19:49:11+09:00
yotaman0053
おいしん坊
電車から見える空は鈍色、降り始めたわずかな水滴が窓を濡らし外の光景を微妙に歪めていた。電車を降り、駅のホームと電車の間から差し込んでくる冷たい雨の応酬に季節の変わり目を感じ、私の感性は食欲の秋へとシフトチェンジしていったのだった。
客先に入る前にとりあえずは今の倒れそうな程の空腹状態を免れようと駅ビル内の飯屋を探そうとしたが、駅を出た瞬間に今まで頭上を覆っていた灰色の塊はどこへいったのかまぶしいばかりの太陽が私を出迎えてくれた。
遠くの雲の隙間よりもれ出る一条の光が私をある者へと導いているかのように輝いていた。そう、ここ平塚には私を空腹より救い出してくれるヒーローがいるのだ。
その名は「キッチンゾロ」巷でも有名な洋食店だ!
「ハイ、いらっしゃぁ~い!」
あたかも三枝師匠を思わせるほどの軽快な声が店に入るなり私の右脳を刺激する。キッチンの店主ではなく初老のおばちゃんウェイトレス達が活躍するこの店はまさにあの怪盗ゾロのように私達の心を奪っていくのだ。とびきりのメニューと圧倒的物量で・・・。
今回は日替わりメニューを頼むことにした。内容はチキンカツ、ポークソテー、ピリ辛ウィンナーフライと盛り合わせのハッシュドポテトグルービーソースと山盛りキャベツ。
聞いただけでお腹いっぱいになる内容だ。
料理を待っている間、クラムチャウダースープを出してくれるのだがこれがまた美味いの一言。コーヒーのエスプレッソ風のちっちゃな容器に入ってちょっと物足りないと思わせるのが駆け引き上手。さすがゾロたる所以だと恐れ入る瞬間だ。実はお代わりOKなのは常連のみ知る事実というのはここだけの話。
スープを2杯のみある程度腹を馴染ませやってきたのは皿一面に繰り広げられる肉のバリトゥードゥ!N(NIKU)-1グランプリとはもはやいいすぎではないであろう。
見事私の腹をKOし、またしても窮地を救ってくれたゾロ!
その後の打合せで睡魔から救ってくれなかったのはもはやお約束か?
☆3つ!
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思い出は風に乗って
http://canpanman.exblog.jp/4120980/
2006-09-08T19:48:00+09:00
2006-09-09T13:47:38+09:00
2006-09-08T19:48:30+09:00
yotaman0053
おいしん坊
この駅近辺にお客様がいるのだが、1~2年に1回程度挨拶程度に訪れるのみでここに行く目的は別にあったのだ。駅の外れにプレハブのお世辞でも綺麗とは言えない店の造りではあるが
「スタミナカレーバーグ」ここのカレーを食べるというものだ。
年に数度ということで楽しみにしていたのだが、街の再開発ということで去年訪れたときは店の形はすでに無く、見上げるようなビルがそこに新しく立ちはだかっていた。
マスコミにも数度取りあげられる程の店の為、きっとどこかで再開はしているだろうと思ってはいたが、なんと我が忠実なる鼻はその店のカレーの匂いを嗅ぎあてたのだ。
灯台下暗しとはよく言ったもので昼飯屋を探しに真新しいビルに入り探していたところ、まさにそのビルの中に店を構えていたのだ。周りを見渡すとチェーン店が立ち並ぶ中ここ「スタミナカレーバーグ」は一点特異な雰囲気を醸し出し、そして堂々とその輝くような存在感を露わにしていた。
私の足は何の躊躇も無くその光の渦に飛び込みタイムスリップを体感するのだ。
店内は当時のレイアウトのままで店員も当時のおばちゃんsのまま。メニューも当時のままであった。問題は味なのだが早速スタミナカレー大盛りをオーダーした。
「スタミナ入ったよぉ~。3番さん大でっ!」50過ぎのおばちゃんとはとても思えないほどの透き通った声が店内をこだまする。
大皿に盛られてくるそれは午前中の打合せを締めくくるには十分すぎるくらいの自分への褒章であった。皿をうめつくす豚バラとカレー、真ん中には黄色いお月様。全てを混ぜてかっくらう!
美味いもの全てが凝縮されたそこはもはや食のエデン。何人も干渉できない絶対領域である。ちょいと甘めのルーに煮込まれた豚バラ、卵がそれらを更にまろやかにし全く飽きがこない。大盛りの美学とはまさにそこにあるだということを痛感すると同時に当時の味のままであることに安堵し完食に至るのだ。
カレールーのプールで泳ぎたい。そのような妄想にふけりつつ、駅を乗り過ごすのだった。
時は戻らず!
☆3つ!
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甘き幻想の果てに
http://canpanman.exblog.jp/4035489/
2006-08-23T12:59:00+09:00
2006-08-23T18:23:27+09:00
2006-08-23T12:59:37+09:00
yotaman0053
おいしん坊
私の日常が始まりつつある。いつもそうだが連休明けの2~3日というのは
どうもエンジンがかかりにくく、目線はいつも遠い空で定まらず、休みの回想
のみが私の頭を支配する。電話が鳴るまでの束の間の回想ではあるが、、、。
そろそろエンジン始動と思いつつも頭に浮かぶのは我が実家近くにあるお好み焼き
専門店「AT THE 21」だ。
大阪人ということでお好み焼き専門店に入るということは自家の方が安くて
美味しい自信があることから滅多なことでは行かないのだがここのお好み焼きは
家では出せない味を提供してくれるのだ。
オーダーはべたに豚モダン。豚玉に焼きそばを乗っけて卵で包んだもの。
必要以上に細かく刻んだキャベツにたっぷりの山芋。粉は独自のブレンドらしく
市販品ではないのは確か。店ごとに異なるが、ここは焼いてる途中のお好み焼を
押しつぶすことはせず、優しく頭を撫でるだけ…。そのことからもここのお好み焼きは
優秀なのが伺える。
得てして教育というものは叱るのではなく褒めるということが大事ということを揶揄
しているかのようだ。肝に銘じておきたい。
出来上がったフンワリジューシーなこの粉体の塊は私の舌の上で何事もなかったかの
ようにとろけるのだ。それはまさに夏の世の夢の如し。
回想にふける私の上に落ちるのは上司の雷!
こんがり焼けました…。まぁ無理もないか。
☆3つ!
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心の闇
http://canpanman.exblog.jp/4022771/
2006-08-21T01:43:00+09:00
2006-08-23T18:23:37+09:00
2006-08-21T01:43:10+09:00
yotaman0053
映画
ゲド戦記を見に行きました。非常にテーマ性のある深い作品と感じました。見る人に問題をダイレクトに提起する点では非常にジブリっぽくありましたが、作品としてのジブリっぽさはあまり感じられなかったなぁ。私見ではありますが…。
古来から人は生に執着してきました。それは秦の始皇帝、中世の錬金術、近代の科学技術における延命措置等にも顕著に見られます。しかし、永遠の命というものは未だ成されず人は有限の命をまっとうするのみです。
では有限の命に我々は怯え竦むのみなのでしょうか?その恐怖を克服する答えはどこにあるのでしょうか?
ある人は言います。「人の命は有限だからこそ我々は生きた証を残そうとするのだ」と。
ある人は言います。「人の命は有限だからこそ我々はその生きた証を後世に伝える喜びを持つことができるのだ」と。
ある人は言います。「有限である命は神が我々に与えた唯一の贈り物である」と。
だから我々は限りある命を無駄にしてはならないと。
それらを認め、受け入れることは容易ではないでしょう。それを中心に物語も展開していきます。そして死とは対照的に生に対する恐怖が心の闇としてシャドウ(影)となって主人公の前に随所に現れてきます。非常にユング的でありますが、その闇に対する恐怖を出会う人々の影響を受けて克服し成長していく姿に少なからず共感を覚えた人もいるのではないでしょうか?
「テルーの唄」が妙に心に残りました。
さて、私の心は何に例えることができるのか?
うっすらと見えるのはラーメンの器…。
皆さんの心は何に例えることができますか?]]>
あぁ我がSTAZIONE
http://canpanman.exblog.jp/3866678/
2006-07-24T02:38:00+09:00
2006-08-23T18:23:27+09:00
2006-07-24T02:38:50+09:00
yotaman0053
おいしん坊
「まさか、むしろユダヤ教的選民思想の現れであって・・・」
「そんな難しいことを言ってるのではないよ。」
映画を観た後それについて語り合うのであるが会話を彩るのは
ここ有楽町「SCORPIONE STAZIONE」のイタリア料理達。
駅から徒歩1分にあるこの店のお勧めはピッツァマルゲリータ!
パリパリの生地にトロ~リモッツァレラとトマトソースの融合はもはや芸術の域。
会話に夢中になり、少しでも油断しようものならついさっきまでの皿の上の
赤い芸術は直ぐに真白のキャンパスに変貌するのだ。
会話と食事どちらにも油断は許されない小さな戦場と化すのである。
また、メインの料理が出てくるまでに焼きたてのパンがつなぎとして
でてくるのであるがそれがまた美味い!
パンそのままでも十分美味いのだがオリーブオイルとバジルのソースを
つけて食べるともうイタリアに行かなくてはならないという義務感まで沸いて
出るほどだ。
店の雰囲気もシックで落ちついた感じなのだが、陽気な外国人店員が店内を
いい意味で違う色に染めている。このギャップに惹かれる客も多いのでは
ないだろうか?
その他パスタ、ラザーニャ等を食し、満たされた腹をさすりながら私は気づく
のだ。体はイタリアに無くても体系はしっかりシチリア系ぽっちゃりイタリア人
ではないかと…。
陽気な店員の笑い声が妙に心に響く。
☆3つ!
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肉の津波
http://canpanman.exblog.jp/3835458/
2006-07-18T19:52:26+09:00
2006-08-23T18:23:27+09:00
2006-07-18T19:52:26+09:00
yotaman0053
おいしん坊
ウィーン少年合唱団を彷彿とさせる美声が店内をこだまする。
ここは大牟田ラーメン「きらら」。ラーメン大盛りを頼むと店員が
声と手を揃えて合唱してくれるのだ。
私ほどになると慣れて一緒にアクションするのだが、一見さん
は最初この動作へのリアクションに戸惑うのは致し方ない・・・。
目線を下に落としどうにかしてくれと言わんばかりのオーラを
周囲に発するのだ。
そのリアクションを見て楽しむ我々のなんと小悪魔なことか。
しかし、合唱するだけあってラーメンの大盛り具合はなかなか
のものチャーシューメンは特に顕著で盛られてくるその姿は
まるで荒れ狂うチャーシューTUNAMI!
ラーメンの玄海灘と言ってももはや過言ではないだろう。
このチャーシュー津波に飲み込まれる客もしばしば。
「もう無理っ無理~!」
店員に負けないくらいの声でこの言葉を叫ぶ者もいるとか
いないとか…。
☆3つ!
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長き己の不明
http://canpanman.exblog.jp/3832275/
2006-07-18T01:36:00+09:00
2006-08-17T20:54:31+09:00
2006-07-18T01:36:03+09:00
yotaman0053
未分類
ちといろいろありまして怠けておりました。
また美味いもんネタを書いていきまっす!
X-MENのキャンペーンやってるみたいなのでバナー張ってみました。
この映画ファイナルデシジョンは見に行く予定です。]]>
飽食の果てに
http://canpanman.exblog.jp/3490638/
2006-05-23T19:44:00+09:00
2006-05-24T18:15:10+09:00
2006-05-23T19:44:09+09:00
yotaman0053
おいしん坊
明らかに作戦ミス!軍配は店側に上がったのだ。
少し前の話ではあるが、これは横浜中華街にある飲茶専門店
「招福門」での出来事である。
パシフィコ横浜での展示会の手伝いを終え、取引先の兄やん達と
飲茶打ち上げを行うこととなった。
みなとみらい駅近くの朝陽門近くでタクシーを降り、見つけたその店は
「飲茶食べ放題¥3000円!」
一仕事終え完全に捕食モードに入っていた我々には十分すぎる宣伝文句
であった・・・。
メニューは蒸し物~揚げ物、デザートまで全32品種!
制覇せずにはいられるかとばかり「食い放題3人前!」の言葉は雄叫びと
なり館内をこだました。
全種制覇すべく1から順にオーダーしていく。
次から次へと来る料理はどれも美味!しかも一皿あたりが少なく、もう少し
欲しくなるくらいのいい塩梅。
これなら楽勝とばかり我らの箸は止まることを忘れ、箸が口と皿を往復するその
楕円運動の軌跡は土星のリングばりに光輝いていた・・・。
そして22品目・・・・。
皆の顔がふと上がり目が一斉に合ったのである・・・。
そう、我々はあることに気付いたのだ。
ある致命的なミスに・・・・。
メニューはジャンルごとにまとまっており、1~8品目までは蒸し物系、
9~16まではおかゆ・餃子系、17~24は揚げ物系、25~32はデザート
となっていたのだ。
後半に揚げ物という致命的なミスを気付いたときは既に時遅く食卓には
油で光輝く、まさに食の宝石箱状態であった・・・。
まばゆいばかりに輝いていた土星のリングは崩壊し、アナーキーな沈黙と、
してしまったことに対する後悔の念だけが額を伝う汗として流れるのみであった。
食べ物を粗末にしてはいけない!
その気持ちだけは皆にあり、後半のデザートで胃をいたわりながら完食を
目指すのであった。
一致団結し、唯一つの目標に向って突き進んでいくその姿は青春ドラマ以上の
感慨深いものがあった。
結果的に揚げ餃子一個を残してしまう結果となったが、その表情は達成感が
みなぎり、我らの一体感をより強固なものにまで仕立てあげたのだ。
まるで蒸し餃子のように膨れ上がった腹をさすりながら我らは思ったのだ。
「飲茶で無茶はしてはいけない・・・・」
それは声にならないくらいの声量でネオンで輝く中華街をこだまするのであった。
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コーヒーを一杯タバコを一本
http://canpanman.exblog.jp/3215681/
2006-04-13T12:57:00+09:00
2006-08-23T18:23:37+09:00
2006-04-13T12:57:01+09:00
yotaman0053
映画
普段映画と言うと私としては役者ありきと思い、タイトルからは
出る役者のイメージに乗っけて想像してしまう。
シュワルツネッガー、スタローンと言えば、ハードボイルド。
ロビンウィリアムス、トムハンクスと言えば、感動系。
スタローンに関して言えば、過去「刑事ジョーママにお手上げ」で
コメディーを演じたこともあるが・・。もちろんシュワちゃんも・・。
たまたま、休日暇だったのでレンタル屋のノレンをくぐった。
メジャーどころは既に見てしまっているので一つ奥の棚で
私の怠惰な時間を埋め得る作品を探したのである。
たまたま目にした作品が「コーヒー&シガレッツ」
今までの人生においてタバコを吸ったことの無い私には
全くの無縁と思われる映画であったが、パッケージに私の崇拝する
俳優「ロベルトベニーニ」が写っていたので手に取らずにはいられなかった。
他にもビルマーレー、イギーポップ、ケイトブランシェット、等等メジャー所が
出演していると言うのだ。
既に手にしていたポリスアカデミーを放りなげ、レジへ急いだ。
帰りにミスドに寄って、映画には必須のつまみも用意した。
早速上映!
衝撃を受けた。もともとこの作品の監督である「ジム・ジャームッシュ」自体
奇抜な映画を撮るのであるが、これは私の中では未知との遭遇と言ってよい。
豪華な出演者達はあくまでも脇役にすぎず、この映画の主役は題名の通り
「コーヒーとタバコ」
なのである。映画の構成としては短編集であるが全編通してコーヒーとタバコ
を中心に話が展開していくのである。
それを通して出演者の小さなエピソードが盛り込まれていくのであるが、
普通の喫茶店の会話丸出しである。他愛のないというか・・・。
そして茶店での独特の会話の間が役者達の演技で際立ってくる。
あの言いよう無い間のそぶりが、すばらしいの一言。
先に言ったようにタバコを吸わない私としては間というのがとても辛い状況
なのだが、タバコはそれを雰囲気に替えてくれるのがよくわかる。
何話もたいしたストーリーも無く、この展開が続くのであるが監督自身
「リラックスムービー」と言うだけあって、ここまで肩の力を抜いて見れる映画は
そう無いのではないか?
カメラワークも上、横、アップのみで、撮り方の妙も感じることが出来た。
それにしても普段コーヒーは飲むものの、タバコに関しては
大人のたしなみとして少しは吸うようになったほうがいいのか?
そうすればより有効に間を埋められることができるし・・・。
健康への害が賛否両論なだけに難しいところだ・・・。
トラボルタのように吸うのもかっこいいしなぁ・・。
ちなみに私がメガホンを取るならばもちろんタイトルは
「ペプシ&ポテチ!」
☆3つ!
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訂正
http://canpanman.exblog.jp/3148231/
2006-04-04T12:28:30+09:00
2006-04-04T12:28:30+09:00
2006-04-04T12:28:30+09:00
yotaman0053
未分類
頂きます。]]>
ありがとうございます。
http://canpanman.exblog.jp/3096442/
2006-03-28T19:43:33+09:00
2006-03-28T19:43:34+09:00
2006-03-28T19:43:34+09:00
yotaman0053
未分類
これからも不定期更新となりますが皆さんよろしゅうに!
最近美味いもん食べてないんで、また探さなあかん・・・。
ってか太ってきたので節制するかも・・・。
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煮込みは寝込みを越えて
http://canpanman.exblog.jp/3065488/
2006-03-24T20:03:51+09:00
2006-03-25T02:40:42+09:00
2006-03-24T20:03:51+09:00
yotaman0053
おいしん坊
一緒にいかがですか?」
「私はこれから出ます故、行くことはかないませんが、この言葉をご存知ですか?」
「それは何ですか?」
「いえ、有名な言葉です。灯台下暗し。」
「ええ、その言葉なら存じ上げてますよ。」
「タイメイけんのはす向かいに楽市楽座なる洋食屋があります。そこへ行かれるがよい。」
「タイメイけんではなく・・・ですか?」
「日本橋といえばタイメイけんというイメージですが、私達日本橋で働くものからして
洋食といえば楽市楽座がお勧めなのですよ。おいしいのに意外としられてないん
ですよね。」
「楽市楽座・・・・」
「えぇ、そうです。ここの煮込みハンバーグときたら、もう・・・」
「ど、どうなんですか?」
「あっ時間だ・・・、先ずは行ってみて下さいな。それはもう、おいしん坊ですよ!」
「あっ!いつもご拝見有難う御座います!」
よし、楽市楽座に行こう!
音も無く立ち去る取引先の客の背中を見つめながら、こう思うのであった・・。
ビルの下に群がる人だかりを追っていくとその先にはタイメイけんがでんと構える。
さすが、老舗。威風堂々たる面もちをあたりに撒き散らしている。
さて、そのはす向かいにあるは楽市楽座。ラーメン屋の2階にあり、少し分かりにくいところに
位置している。
店内はレンガ造りで少し居酒屋チックな印象を受ける。
シェフ帽子をかぶった長髪の髪を結った若くして一見頑固風な調理人が処狭しと厨房内を
駆け回る。そして、ウェイトレスから聞こえてくる声は「煮込み入りました!」が多い。
やはり名物なのだろう。早速オーダーしてみることにする。
私が頼んだのは「チーズ煮込みハンバーグ270g、ライスは大盛り。」
そのとき店員の顔が引き締まったと感じられたのは私の思い過ごしだろうか?
「チーズ煮込み大・・・入りました!」
奥の厨房からは威勢のいい声がこだまする。
煮込みだけに少々時間がかかるであろう、先の打合せ内容をまとめながら待つことにした。
暫くすると後方から何やらくぐもった鈍い音が聞こえてくる。
ぐつぐつと私の目の前に現れるはチーズ煮こみハンバーグ!
ちょっとOL層を意識したこじゃれた容器にその勇姿を晒したのである。
ハンバーグが隠れるくらいデミグラスソースがかかっているその上には半熟玉子が乗っかり
それをとろ~りチーズがまるでアラスカの空のオーロラのように包み込んでいる。
箸で玉子をつぶすとデミグラスの赤にチーズの白、玉子の黄色が合わさり、土鍋という
キャンバスにに近代アートの抽象画が滲み出る。
柔らかな肉にソースとチーズと玉子をふんだんに絡めて頬張る。
この言いようの無い感動をもし今の時代に古代ギリシャのソフィスト達がいたら何と
表現したのだろう?プラトンとアリストテレスに論争させてみたいと思うは傲慢か?
大盛りハンバーグを平らげ肉塊となった我が身を事務所に引きずってきたが、
満たされた腹と既に春を思わせる暖かい気候が私の睡眠を誘うのは言うまでも無い。
そう、その姿はまさに寝込みハンバーグ!
寝ぼけてシャーペンを逆に持ち、押して出血!
血という名のデミグラスソース付き!さぁ召し上がれ!
☆3つ!
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カレーは飲み物
http://canpanman.exblog.jp/2776543/
2006-02-17T03:33:51+09:00
2006-02-17T03:37:43+09:00
2006-02-17T03:33:51+09:00
yotaman0053
おいしん坊
これから出会うであろうご馳走に期待が膨らむのであった。
鎌倉から湘南へは車で向う。
由比が浜から江ノ島へかけての海岸は地平線向こうから浮き立つ
波と同じくゆったりとした感覚を私に起こさせる。
トンネルを抜けた時の雪景色同様、山を抜け海に出た時の景色と
潮の匂いが行く人の気持ちを高揚させるのはなぜだろう?
画家ゴーギャンの最後作品で
「私達は何処からきて、私達は何者で、私達は何処へ行くのか」
というものがあるが、その答えは海なのではないかと思わせる程の
インパクトと感動を私に与える。
私のそんなちっぽけな思いをよそに湘南の海は一定のリズムを
刻み、旅の終焉の予感を囁くのである。
稲村を過ぎ、江ノ電の踏み切りを越えた突き当たりに目当ての
カレー専門店「珊瑚礁」は湘南の雰囲気を代表するかのように
南国風を装い店を構える。
時間も忙しいであろう昼時を過ぎ、午後3時と丁度よい時間かと
思われたが店前には人だかりが出来ていた。
店員に待ち時間を尋ねたら午後3時にもかかわらず40分待ちと言う。
皆の気持ちは決まっていた。
今回の旅の目的がここ珊瑚礁で「カレーを食らう」ということもあり、
身を切る寒さを我慢するというのだ。
少しじらされる方が余計に美味しく感じることができるかもしれない。
鎌倉での思いでトークを展開しているうちに時間は来た。
結局1時間近く待つことになったが皆の話疲れは店に入った瞬間
疲れ顔の仮面を取り外したかのように元に戻った。
店内はハワイ風であろうログハウス調で、店員もアロハっぽい服が
ユニフォームで見る人を和ませる。
さて、これからオーダーといくのであるが、ここ「珊瑚礁」ではカレーは
勿論のこともう一つ名物がある。
それは「ガーリックポテト」である。
メインのカレーが来るまでの繋ぎというニュアンスを持っているが
食べてみればそれが一つの料理ということに気付かされるであろう。
待っている客の中にはこのガーリックポテトだけをテイクアウトで
持ち帰る人もいるほどなのだ。
厚切りポテトに塩コショウとガーリックバターをふんだんにかけ、
あっつあつを頂くのである。
ホクホクのポテトに香ばしいガーリックがなんとも食欲をそそる。
もう少し欲しいくらいの微妙な量が次にくるカレーへの衝動を見事に
引立てるのだ。
さて、本題のカレーであるが、ここのカレーはインド風のようなカレーでは
無く、どちらかというと欧風。「唐揚げカレー」を頼んでみる。
深い木の器にこれでもかと言うほどの大きな唐揚げがのっかっており
全体のボリュームもかなりのものだ。
女性にはちょっと多いかもしれないが、少なめ等細かい注文もできるので
心配御無用。むしろまろやかなルーにつられて案外ペロリかもしれない。
ルー自体は辛さは1種類で辛すぎず、甘すぎず、ちょうどよいくらいの
辛さで飽きが来ない。
見た目ご飯の量が多すぎると思う人もいるかも知れないが、その分具も
大きい為、最終的なバランスは丁度よくなるのだ。
唐揚げのジューシーさをルーに絡めて大いに喰らう。
これ以上の幸せがあってもいいのだろうか?
鎌倉にて取り除いた煩悩が倍になって返ってきた。
それでいいのだと思う。ある種悟り的な境地に至り、カレーを全て飲みほした。
そう、「カレーは飲み物」なのだ。
幸せという名のルーに満たされたお腹をなでながら、帰路に着く。
再度湘南の海岸線を車で走るのだが、丁度江ノ島に太陽が落ちる頃で
皆の目はそれに釘付けとなった。
砂浜を見ると優しい夕日に包まれながらサーフィンを満喫した人達が
帰り支度を始めている。
私はこれからサーフィンを始める。
えぇ。勿論ボードはキーボードです。
☆3つ!
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湘南爆食族(煩悩解脱編)
http://canpanman.exblog.jp/2749680/
2006-02-14T02:52:20+09:00
2006-02-19T15:04:12+09:00
2006-02-14T02:50:28+09:00
yotaman0053
おいしん坊
今回は北鎌倉を中心にチャリンコツアーを企画、解脱への旅の始まり。
(鎌倉駅→鶴岡八幡宮→建長寺→円覚寺→北鎌倉→鎌倉→湘南)
の順で各々邪な想いを胸に出発!見事煩悩を取り払えるのか??
空は晴れ、心地よい風を受けて鎌倉を出発する。
もちろんアップダウンの多いこの地を普通にいけばガス欠は必死!
折れる心を取り戻すにはやはり「うまいもん!」によるガソリン注入!
各地の名店を紹介していこうか。
先ずは鶴岡八幡宮。いわずと知れた鎌倉幕府の中心地。
芸能・開運の神「弁財天」が祀られている。
普通にお祈りを済ますのだが、この「お祈り」普段特に気もせず
こなしているのだが、各地によって変わるのであろうか?ここ
鎌倉では「二礼、二拍手、そして一礼」この手順でこなさなければならない。
新鮮な驚きを胸にぎこちなさを隠せないままお祈りを済ます。
お祈りの効果を試すためにもこの後「おみくじ」を引くのだが
ここ八幡宮では凶がでやすいという噂・・・・。
不安と共におみくじを試みるのだが、その隣で何やら騒がしいどよめきが・・・・・。
小学生集団もおみくじにチャレンジしており、その一人が引き当てたのは
な、なんと!「大凶!」ありえない結果に周りがどっと沸いたのである。
そう、ある意味神は彼に降りたのかもしれない。笑いの・・・・。
私の結果は割愛させていただくとしよう・・・。
八幡宮を出て北に続く緩やかな坂が我々の体力を刈り取っていく。
神に会うのは簡単ではない。ちょっとした試練を乗り越えやってきたのは
建長寺。ここにはパキスタンより寄贈された釈迦像が収められている。
この釈迦像は非常に有名で教科書でも定番の断食姿の釈迦である。
やんごとなき姿を拝んだ後に奪われた体力を回復すべく、建長寺のすぐ
前にある「鎌倉五山」にてしばし休憩をとる。
さて、よく耳にする和食「けんちん汁」この料理、実は建長寺発祥の精進料理
と言う。勘のよい人ならお気づきかもしれないが建長汁→けんちん汁となったのである。
メニューにはのっていないけんちん汁(¥500)を嗜む。
具沢山で塩ッ気の効いた暖かい汁は次に向う円覚寺への活力を見事
養ってくれたのである。
けんちん汁と言う名のガソリンを注入し、更にゆるやかなアップダウン
を繰り返し円覚寺に至る。
この寺内には虎頭岩と言われる虎の頭に似た岩があるが、正直どれが
虎の頭か分らなかった・・・。気持ちの持ち方で如何様にも見えるという
ことがいいたいのだろうか・・・?禅とは非常に深いものである・・・。
寺の奥に続く長い階段の途中で貼り付けあった言葉に得も言えぬ感動
を覚える。
「私の心の燃えている日は道の草木が光輝き、空の小鳥も凛々と鳴く」
普段は見逃しがちな言葉ではあるがこういう場所では妙な説得力があるから
おもしろい。言葉の力に私は元気づけられたのであった。
見聞を深め、脳に負荷をかけた為か体は自然と甘味を欲してくる。
食欲という煩悩を抑えるべきではあるのだが、甘味は別腹ということで神も
見逃してくれるであろう。
ということで円覚寺から鎌倉に戻る途中にある名月院の入り口近くにある
甘味処「鎌倉名月」にてクリームあんみつを食す。
名月院の入り口すぐ近くにあるこの「鎌倉名月」・・・。少しふっくらした猫が
迎えてくれるその店内は非常に狭く、5ヘーベーぐらいの正方形の店内の
真ん中には囲炉裏があり、低めの石椅子がそれを囲む。
70過ぎであろう老夫婦が店を切り盛りしており、名物のクリームあんみつを
提供してくれるのである。
食事中も囲炉裏を囲んで老夫婦と会話を楽しむ。最近は寒天がTV等に
取り上げられた為か、値段が高騰しており、意識の低い店では
純度の低い寒天を出すという。ここ名月では一切そういことをしていない為、
寒天本来の食感を楽しめる。黒蜜を好みでかけ甘く食感のよい寒天が
喉を潤す。かの先人達が唱え続けた極楽浄土とはこのような美味しいもの
が喉を通り、幸せの極地に至る瞬間のことを言ったのではなかろうか?
先人達も同じようにこの感動を味わっていたのだろうか?
ちっぽけな妄想を後に、巡礼としての締めのデザートを平らげ、一路始まりの
場所鎌倉をめざすのであった。
そう、湘南にある究極のカレーを求めて・・・・。
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ヒーローは眠らない
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2006-01-27T01:15:45+09:00
2006-01-28T11:55:51+09:00
2006-01-27T01:15:45+09:00
yotaman0053
おいしん坊
悪党をなぎ倒し、正義を掲げる様子は昔の私
の憧れであり、目標であった。
そんな在りし日の目標も日常という名の安寧
に埋もれ、正義とは無縁の生活をおくるのみ
である・・・・。
そんな私に形はどうであれ、かつての想いを
起こさせる出来事が食にて起こったのである!
空腹の昼下がり、平塚にて餓死しかけの私を
窮地より救い出したのは、な、なんと
「洋食キッチン・ゾロ!」
会社の先輩のお勧めの店であった。
平塚の商店街先の民家沿いにひっそりと店
を構えるこの洋食屋、店内は思ったより広く
明るい雰囲気である。
ウェイトレスのオバちゃんの笑顔が非常に素敵
で、心使いも非常によい、最近の店にはこの
対応は見られない。
それもそのはず、ここ洋食キッチン・ゾロで
働く人達は自分達の作品に絶対の自信があるのだ!
その自信作を食してみようか!
頼んだ作品はグリルミックス定食。
大きな皿にはハムステーキ、特大ウィンナー、
牛ハンバーグ、ポークステーキ、チキンソテー
が隙間なく盛られているのだ!
こんな衝撃いままであっただろうか?
豚・牛・鶏、食の王座に君臨するこの3強を
一気に食せるのだ!
これを肉のトライアスロンと言わずして何と言おう?
こみ上げる熱いものを感じたのは私だけではない、
カウンター客、テーブル客からこぼれる満足と感動
を共感し、私は全てを平らげ、店を後にした。
まさか、ここでゾロに会おうとは思いだにしなかった!
そしてゾロは私を空腹から見事救い出したのだ!
その後、客先にて打合せを行うのだが、
ゾロよ!
どうして私を睡魔から救ってくれなかったのですか!
☆文句なし3つ!
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