特に美味しいものを食べたわけではないので映画のことを綴る。
普段映画と言うと私としては役者ありきと思い、タイトルからは
出る役者のイメージに乗っけて想像してしまう。
シュワルツネッガー、スタローンと言えば、ハードボイルド。
ロビンウィリアムス、トムハンクスと言えば、感動系。
スタローンに関して言えば、過去「
刑事ジョーママにお手上げ」で
コメディーを演じたこともあるが・・。もちろんシュワちゃんも・・。
たまたま、休日暇だったのでレンタル屋のノレンをくぐった。
メジャーどころは既に見てしまっているので一つ奥の棚で
私の怠惰な時間を埋め得る作品を探したのである。
たまたま目にした作品が「
コーヒー&シガレッツ」
今までの人生においてタバコを吸ったことの無い私には
全くの無縁と思われる映画であったが、パッケージに私の崇拝する
俳優「
ロベルトベニーニ」が写っていたので手に取らずにはいられなかった。
他にもビルマーレー、イギーポップ、ケイトブランシェット、等等メジャー所が
出演していると言うのだ。
既に手にしていた
ポリスアカデミーを放りなげ、レジへ急いだ。
帰りにミスドに寄って、映画には必須のつまみも用意した。
早速上映!
衝撃を受けた。もともとこの作品の監督である「
ジム・ジャームッシュ」自体
奇抜な映画を撮るのであるが、これは私の中では
未知との遭遇と言ってよい。
豪華な出演者達はあくまでも脇役にすぎず、この映画の主役は題名の通り
「コーヒーとタバコ」
なのである。映画の構成としては短編集であるが全編通してコーヒーとタバコ
を中心に話が展開していくのである。
それを通して出演者の小さなエピソードが盛り込まれていくのであるが、
普通の喫茶店の会話丸出しである。他愛のないというか・・・。
そして茶店での独特の会話の間が役者達の演技で際立ってくる。
あの言いよう無い間のそぶりが、すばらしいの一言。
先に言ったようにタバコを吸わない私としては間というのがとても辛い状況
なのだが、タバコはそれを雰囲気に替えてくれるのがよくわかる。
何話もたいしたストーリーも無く、この展開が続くのであるが監督自身
「
リラックスムービー」と言うだけあって、ここまで肩の力を抜いて見れる映画は
そう無いのではないか?
カメラワークも上、横、アップのみで、撮り方の妙も感じることが出来た。
それにしても普段コーヒーは飲むものの、タバコに関しては
大人のたしなみとして少しは吸うようになったほうがいいのか?
そうすればより有効に間を埋められることができるし・・・。
健康への害が賛否両論なだけに難しいところだ・・・。
トラボルタのように吸うのもかっこいいしなぁ・・。
ちなみに私がメガホンを取るならばもちろんタイトルは
「
ペプシ&ポテチ!」
☆3つ!